サブフォルダのデータを含めてタイムスタンプを保持してミラーリングコピーするコマンドです。サーバーのデータをバックアップしたい場合に活用できます。
shell
> robocopy "<コピー元のパス>" "<コピー先のパス>" /mir /dcopy:dat /log+:copy.log /tee
(1) robocopy <コピー元のパス> <コピー先のパス> コマンド
robocopy コマンドとはファイルサーバーや個人的なデータのバックアップを実現するために必要な機能を備えた Windows のコマンドとなります。
robocopy コマンド以外にファイルコピーを実現するコマンドには copy や xcopy コマンドがありますが、これらにはミラーリングする機能はありません。
(2) /mir オプション
- コピー元のファイルやサブフォルダを含むデータを、コピー先にミラーリングします。
- コピー先に
同一日付かつ同一サイズのファイルが存在する場合は、コピーをスキップして処理時間を短縮してくれます。
(3) /dcopy:dat オプション
- タイムスタンプを保持してコピーするために必要なオプションです。
(4) /log+:copy.log オプション
/logは robocopy コマンドの実行結果をログに出力するオプションです。/log+とすることで追記モードとなり、ファイルの末尾にログ内容が追加で書き込まれます。:copy.logはログのファイル名を指定します。存在しなければ新規に作成されます。
(5) /tee オプション
- ログファイルに出力するとともに、コマンドプロンプト画面にも結果を表示します。
